
EnviroSMARTは1本のプローブに10cm間隔で複数のセンサーを取付けることができ、土壌水分の垂直プロファイルを高精度で計測できるセンサーです。
キャンベル社のデータロガーのCポートを用いて(CR-Basic対応機は奇数番号ポートのみ対応可)、SDI-12インターフェースを介して通信することにより、データロガーのアナログチャンネルを一切使用しないで多点の水分値を記録することができます。通信距離が長い場合には、電流出力インターフェースを使用し、データロガーの電圧入力チャンネルにキャンベル社のシャント抵抗ユニットCURS100を介して接続できます。(電流出力の場合は、1本のプローブに付けることができるセンサーは4個までです。)
アクセスチューブを使用してセンサーを設置しているので、土壌の構造を破壊することなくセンサーを抜き出してメンテナンスあるいはセンサー位置変更や交換をすることができます。
浅い層の根がある箇所の日変化は、昼と夜の蒸散の差による根の吸い上げで土壌水分が階段状に推移します。
根の届いていない深い部分では水分の変化はスムーズです。これによりどの深さまで根が伸びているのかを知ることができます。また、深い部分までセンサーを設置すると、地下水位の変動による土壌水分の飽和からテーブルの変化を知ることができます。
測定範囲 | 絶乾~飽和(Oven Dry to Saturation) | ||
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センサー深度 | 10cm間隔で任意の深さ | ||
測定時間 | 1.1秒/センサー(1.1秒×センサー数/プローブ) | ||
センサー影響範囲 | アクセスチューブ周囲10cm(99%) 15cm(100%) | ||
センサー寸法 | アクセスチューブ外径56.5mm(センサー直径50.5mm)×長さ(最長30m) | ||
挿入用オーガー | SA-Ba-Set / SA-St-Set | ||
インターフェース | SDI-12 | アナログ電流 | アナログ電圧 |
最大センサー数 | 16 | 4 | 4 |
より詳細な仕様情報や技術情報は下記PDFをご覧下さい
EnviroSMART 英文マニュアル EnviroSMART 和文カタログ